スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

聖闘士星矢LEGEND of SANCTUARY感想

聖闘士星矢のフルCG映画が遂に封切られました。

初日初回に行くと心に決めていたのですが…
ちょっと職場的なアレで3日遅れ…マジで仕事を逃げようかと思ったほどに…休みの申請出してたんだけどなあ…

では、以下感想です。

多大な本編のネタバレを含みます。
まず前提としてあるのは、自分は原作の聖闘士星矢、ソレの関連作品の全てを基本的には全肯定している事です。
ネクストディメンション、ロストキャンバス、エピソードG、Ω等々、どれも心底愛してます。

その中には多分に愛ゆえの許容もあるとは自覚していますが、それでも好きなのだから仕方ないです。
100点満点のレビューに対してはじめから作品への愛情補正加点が3兆点くらいあるようなものです。

それでも、可能な限り見るところは公平に見たつもりでの感想なんぞを。

とりあえず結論から書くと、『圧倒的にアリ』でした。

若き少年の熱いバトル。
立ちはだかる強大な敵。
何度倒れても立ち上がる姿。

そこが一切ぶれなかった。
まさしく聖闘士星矢のスピリットを受け継ぎつつも現代に新生した聖闘士星矢だったと思います。

女神アテナの立ち位置を『何も知らない少女』に置いたのも物語をスムーズに進める上で上手かったと思います。
というか、今回の物語は全体的にそういう『90分に収めるための努力』が実に見事です。

多分、この映画の上映が決まった時、自分も含め多くの人が思った不安の1つは絶対に足りないであろう尺でしょう。
原作の12宮編はまさしく神がかりと言えるほどの絶妙なバランスで描かれた、全てが名バトルでした。
それをそのまま90分に収めようとすれば当然全て水で薄めたようなダイジェストにしかなりません。
そこを実に見事に要所要所を切り取り、アレンジし、纏め上げたと思います。

いくつか具体的に挙げていきます。

◆何も知らない沙織がストーリーが始まって20分(位かな?)でしっかりとサンクチュアリへ向かう決意を固める。

特にどの作品という訳でも無いですが、やはり自分の立場に苦悩するキャラという最近流行?のキャラにせず、振って湧いた宿命に翻弄はされるけどそれでも確固たる意思を持つというのは尺の意味でも実に良いと思います。
アイオリアが襲来してきた時、原作では星矢が初めて射手座を纏う名場面。LoSでは射手座は最後まで装着しませんが、
その代わりに黄金聖闘士の圧倒的な強さ、それでも折れない青銅達、アテナの力を感じ取るアイオリア、そしてサンクチュアリへ向かう決意をする沙織、という見事に鍵となるシーンになり感心しました。

◆トレミーの矢を受けても倒れない沙織

コレが実に良い改変だったと思います。
予告PVが公開された頃は、アテナ役の佐々木彩香(ももクロZ)嬢の演技のあまりのアレさ具合に

『早々に矢を喰らって倒れてくれれば・・・』

と思った事は否定しませんが(実際の映画での演技は十分だったと思います)、やはりコレは実に重要なポイントで、
原作ではある意味忘れられがち?ですけど黄金聖闘士はあくまで敵ではなくてアテナに仕える最強の聖闘士な訳ですから、アテナが星矢達の側に付き添っていれば黄金聖闘士を倒しきらなくても良いんですよね。
勿論バトルが盛り上がらなければ話になりませんが、ムウ、アルデバランと上手い具合に事を運んだなと。

そして、それら全てが結実するのが人馬宮でのバトルでした。
星矢&瞬&一輝VSシュラ&ミロの戦い、その最中に壁が壊れてアイオロスの言葉が…という。

前述のアイオリア襲来を動から静へのアレンジだとするならば、こちらは静から動へのアレンジといえます。

◆教皇のボスキャラとしての説得力

言うまでも無く双子座のサガがラスボスな訳ですが、トレミーの矢を通じてアテナの小宇宙を奪うというくだりは良いと思いました。
ファンの人は残念だったとは思いますが、この描写があったおかげでアフロディーテの瞬殺には意味が出たという気がします。
それまで強大な敵で描写されてきた黄金聖闘士を一蹴するだけの力を得たという。

サガにしてもそうすれば教皇の姿を借りる必要は無く、堂々とサガとして君臨できる訳ですからラストバトルへのステップがスムーズになっていました。

後は原作の様に順を追っていけば最後の双魚宮で瞬が戦い倒れるのは名場面となりうるのでしょうけど、90分の映画としてみたときに、ラスボス手前で時間を割くのは得策ではないのだろうなと。

逆にそれと同じ理由で少し残念だったのは宝瓶宮での氷河VSカミュ。
冥界波によってここまで飛ばされたという、原作のアナザーディメンションと天秤宮でのエピソードを上手く合わせて短縮したと思いましたし、バトル自体も短時間とは言え熱かったですし、何よりも自分が最も好きな氷河の戦いです。
が、上でも書いたとおり、人馬宮において既にサガ以外の黄金聖闘士は沙織をアテナと認めてしまっているんですよね。

氷河が命がけで、仲間への道を切り開くと叫んだのですが、その意味がなくなってしまいましたから。
いっそのこと原作通り、カミュは天秤宮まで下りてきても良かったのかも?

◆サガの性格設定

原作では二重人格(邪悪が取り付いた?)に苦悩するという立ち位置のキャラでしたが、LoSに置いては(少なくとも描写の上では)小宇宙の力に溺れてしまった男として描かれていたと解釈しました。
分かりやすいボスキャラになったと思いますし、それだからこそ最後に倒された時に正義の心を取り戻した、というか目が覚めたという流れに持っていけたと思います。

苦悩する姿が魅力でもあったのですが、分かりやすいボスキャラ、そして小宇宙という力は人を救うことも出来るが、溺れれば強大な災厄となるというのを『傷を癒す』という力を描写したアテナといい感じで対比になったかなと。



長々書きましたが今回はこんなところで。
ぶっちゃけてまだまだ書きたいことがあるくらいには楽しめたので大満足です。

あとは個人的には、という意味での不満というか残念だった点も。

瞬と一輝をもうちょっと活躍させて欲しかったかなと。
せめて2人で1人くらいの黄金聖闘士(この場合だとシュラか)は倒して欲しかった。
最大の見せ場のシャカが今回は調停役に回ってしまったので止むを得ないとは思うんですがね。
この辺は自分が言う以前にスタッフさんが何よりそう思っていそうですけど。

そしてジェミニの聖衣が半分黒というデザインは自分としてはいただけない。
あくまで黄金聖衣は絶対的な存在であってほしいと思ってまして…
せめてサガの悪の心が黄金聖衣さえも黒く染めた、的な描写があれば良かったんですが。

今回CG化するに当たってリデザインされた聖衣はどれも実に良いデザインだったと思うだけに、そこだけが自分としては。

リデザインついでだと、ミロが女性というのに特別な意味を持たせなかったのは逆に良かったというか、これはもう単純に時代として『ガチで戦う女性』が珍しくなくなったというか、当時の星矢が魔鈴とシャイナがむしろ珍しかった位ですからね。
今ではプリキュア然りで女性も最前線で戦うわけで、確立の問題で12人いれば女性1人くらいいるだろ。っていう感じかなーと。

あとはスタッフさん死んじゃう!と思いつつも、最後の黄金聖闘士の大暴れのところで、できれば天秤座の聖衣が来て、黄金聖闘士全員がライブラの武器を使う!というサービスも観たかった。
ムウ、アルデバラン、アイオリア、シャカ、ミロ、シュラと原作と違ってこの場に6人いるから全種類使えるし!とw


最後になりますが、多分今回のLoSを好みで無い、或いはつまらないという人もいると思います。
そこはお金を払って観に行った方々の感想なのでいくらでも言う権利がありますからアリでしょう。

ただ、それはそれとして少しなりともアニメが出来るまでの仕組みやお金の事、或いは事務所的なこと等も業界関係の友人知人やネットで知る身の上となりました。
その上でのやむをえない事情、苦労、そういった綺麗事だけでは立ち行かないこともあるということもある程度は分かるつもりでいます。

作品が出来上がったときに、そこにあるのは声優さんは勿論、作画やモデリングをした人たちだけでなく
企画を立てた方、予算を集めた人たち、宣伝を請け負った方々、そういった人たちを含めた上での文字通り努力の結晶です。

コンテンツを愛情で作り上げるクリエイターの方々は心から尊敬します。
ですが、それだけでなく、その愛情を表現するためにお金を集めてくれる人たちにも自分は感謝の気持ちを持ちたいです。

また、この時代に人気のある作品、あるいは過去に人気のあった作品が他媒体でリファインされたり続編が作られたり等が1つの手法として確立していると言えます。
その数多くの展開の中には個人レベルでは受け入れられないものもあるでしょうし、中には嫌悪感を感じるレベルまで行く物もあるかもしれません。

ただ、そうなったとしてもその時はせめて自分の好きなものだけを見る、もしくは好きだったときの気持ちは大事にとっておく。
こういう考え方が良いんじゃないかなと個人的には思います。

だんだんとまとまりが無くなって来てしまいましたが、本当に最後に


『自分は永遠に聖闘士星矢は大好きですし、きっと今後も星矢に連なる作品がリリースされればそれを生涯愛し続けます。』


このコンテンツが溢れる時代に、様々な事情を知ったとしてもそれでも尚、ひとかけらのブレもなくこの言葉を言えるだけの作品を持てた自分はきっと幸せなオタクなんだろうなと思ってます。

LoSのスタッフの皆様全てに感謝を込めて。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

いつき

Author:いつき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。